同性婚の法制化を求める団体、首相宛てに要請書を提出

榧場勇太
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 性的少数者同性婚をめぐり、荒井勝喜・首相秘書官が差別発言をして更迭されたことを受け、同性婚の法制化を求める団体の代表者らが6日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相宛ての要請書を森雅子首相補佐官に提出した。

 要請書では荒井氏の発言について、「性的マイノリティーの存在を否定するに等しいものだ」と抗議。その上で、①同性婚を認めるように民法と戸籍法の改正に着手②(政府内に)性的少数者の権利保障を検討するワーキングチームをつくって当事者や家族からヒアリング③性的少数者の人権を専門に担当する首相補佐官を任命④2025年の国勢調査で同性カップルの実態を把握すること、を求めた。

 要請書を提出したのは、同性婚の法制化を求める公益社団法人「Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に」の寺原真希子・代表理事ら。要請書を提出後、取材に応じた寺原氏によると、森氏は「官邸として申し訳なく思っている。岸田首相に伝える」と応じたという。(榧場勇太)

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