志望校に入れ~る 鉄道最高地点があるJR小海線、受験生の応援企画

滝沢隆史
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 志望校に「入れ~る」――。受験生の合格への願いをかなえてもらおうと、JR小海線の中込駅(長野県佐久市)と野辺山駅(南牧村)に「ハイレール神社」がお目見えした。JR鉄道最高地点(標高1375メートル)がある同線の観光列車「HIGH RAIL(ハイレール) 1375」にちなんだ企画で、3月下旬までの期間限定で受験生を応援する。

 受験シーズンに合わせ、JR東日本長野支社が2019年から中込駅で企画。今シーズンは、JR鉄道最高地点の近くに駅があり、JR全線の駅の中で最も標高が高い野辺山駅にも初めて設けた。「より高い夢や目標がかなう、との願いを込めた」と担当者。

 中込駅のハイレール神社では、厳しい上り坂を走行する小海線の列車で使う滑り止め用の砂が入った「はいれ~る御守り」を配布している。今回は野辺山駅でも参拝して両駅でスタンプを集めると、県内では「HIGH RAIL 1375」のみで使っているという白色の滑り止め用の砂が入った特別なお守りがもらえる。

 合格への「はし」渡しとして、両駅参拝者には「大願成就」「最高地点へ」などと刻印された箸もプレゼント。参拝の順序は問わないが、お守りや箸は中込駅のみで配布している。

 JRによると神社は例年、受験生らに好評で、昨シーズンは約900人が参拝した。JRの担当者は、「小海線は中込駅から野辺山駅へ向かう急勾配を『滑らずに上りきる』ので縁起が良い。両駅の神社の参拝はぜひ列車で」。

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