東福岡が6大会ぶり7度目の優勝 報徳学園を下す 高校ラグビー
第102回全国高校ラグビー大会は7日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で決勝が行われ、ともにAシードの東福岡が報徳学園(兵庫)を41―10で下し、6大会ぶり7度目の優勝を果たした。
初の決勝に進んだ報徳学園は、春の選抜大会、夏の7人制大会に続く「高校3冠」を狙ったが、及ばなかった。
東福岡は前半1分とたたないうちに、敵陣で相手キックをチャージして球を奪い、WTB上嶋友也が右隅に先制トライ。
12分にはFB石原幹士が独走し、左中間にトライ(ゴール)。12―0とした。
報徳学園は22分、敵陣で相手キックをチャージ。素早く左へつなぎ、CTB炭竈(すみかま)柚斗がトライ(ゴール)。後半2分にはPGで10―12と追い上げた。
だが、東福岡は後半10分、敵陣22メートル付近のラインアウトからSO高本とわが、絶妙のキックパス。走り込んだCTB西柊太郎がトライを決めて再びリードを広げ、さらにその後も突き放した。
東福岡と報徳学園は2022年3月の選抜大会決勝でも対戦する予定だったが、東福岡が新型コロナの濃厚接触疑いで辞退したため、報徳学園の不戦勝で終わっていた。
東福岡は今大会、2回戦で開志国際(新潟)を61―7、3回戦で秋田工を52―3、準々決勝で佐賀工を24―18、準決勝で京都成章を45―17でそれぞれ退けて決勝に進んでいた。