中国で新たに日本人2人死亡 コロナ感染後、当局発表は全土で3人
新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっている中国で、新たに日本人男性2人が感染後に死亡していたことが3日わかった。重慶と広州の日本総領事館が明らかにした。亡くなったのはいずれも70代の男性。昨年12月7日に中国がゼロコロナ政策を転換してから、日本人の死亡が確認されたのは3人目。
今回の2人は、いずれも2日に死亡が確認された。このうち広州の総領事館の管内に住んでいた男性は、亡くなる前に新型コロナに感染していたが、死因に新型コロナ関連の記載はないという。男性には基礎疾患があったという。
また、重慶の総領事館管内に居住していた男性も、昨年12月にコロナに感染した後に亡くなった。基礎疾患の有無は、家族の希望により公表しないという。
中国政府は、コロナ感染が直接的な死因とする場合の条件を限定する通知を出している。実際には基礎疾患のある高齢者らの死者が多数出ている模様だが、当局の発表では既往症のある人が感染後に亡くなったケースの多くは死者数に含まれていないとみられる。
中国疾病予防コントロールセンターは、2日に中国全土で新型コロナによる死者は3人と発表した。(広州=奥寺淳)
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