心肺停止状態の2人発見、不明の高齢夫婦か 山形県鶴岡市の土砂災害

坂田達郎 福岡龍一郎 須田世紀 鵜沼照都
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 山形県鶴岡市西目で起きた大規模な土砂災害で2日午前、現場の土砂の中から2人が心肺停止状態で見つかった。現場で発表した市は、「2人は遺体で見つかった」としている。山形県警は、行方不明になっていた高齢夫婦とみて身元の確認を進めている。

 2日午前9時ごろから、同市の皆川治市長らが現場近くで記者団に説明した。同日午前7時前に1人が、7時45分ごろにもう1人が見つかった。最初の1人は現場から鶴岡署に搬送されたという。

 災害は12月31日未明に発生。西目地区の裏山の斜面から幅約100メートル以上にわたり大量の土砂や樹木が崩れた。住民が暮らす民家2棟を含む十数棟の建物のほとんどが倒壊し、民家1棟からは住民2人が救出されたが、隣の民家にいたとみられる80代男性と70代女性の夫婦2人とは連絡が取れていなかった。

 現場では陸上自衛隊や消防、警察など200人を超す態勢で、12月31日未明から夜間も継続して捜索していた。(坂田達郎、福岡龍一郎、須田世紀、鵜沼照都)

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