中大復活は「独断しかない」 動いた部長、藤原正和監督誕生の舞台裏
加藤秀彬
中央大 再建への軌跡(上)
2015年の箱根駅伝で中央大は19位だった。
シード権を得られる10位以内が当たり前だった古豪にとって、前回大会の15位に続く屈辱的な順位だった。
その年の3月12日、大学の駿河台記念館にある会議室に15人が集まった。
榎木和貴(現創価大監督)、大志田秀次(現東京国際大監督)、小川智(現ホンダ監督)……。
陸上競技部のOBらそうそうたるメンバーたちだ。
部長の野村修也が声をかけた。
古豪復活へのアドバイスを聞くためだった。
第99回箱根駅伝で2001年以来の総合3位以内を狙う中央大。 当時選手だった藤原正和監督が母校に戻った理由、その指導の変遷について2回にわたって報じます。
その中に、当時ホンダの現役…
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