りくりゅうからのアドバイス胸に 今季誕生ペア「はるすみ」の全日本
2人だけで、表彰台に上がった。
25日、フィギュアスケート全日本選手権ペア。演技を終え、村上遥奈(14)と森口澄士(すみただ)(20)組(木下アカデミー)は金メダルと、賞状を受け取った。
今季からペアを組んだ2人。名前から2文字ずつ取った「はるすみ」の愛称で呼ばれる。今大会、出場したのはこの1組だけだった。表彰台の真ん中の一番上に並んで、照れくさそうにほほ笑んだ。
シングルでも活躍する「二刀流」だ。この全日本でも、それぞれ男女シングルに出場した。村上が「2人ともジャンプが得意」というように、技術力を生かしたジャンプの安定感が大きな武器になっている。
ペアとしては今季、ジュニアグランプリ(GP)シリーズに2戦出場した。ポーランド大会では3位に食い込む大健闘を見せた。ファイナルにも進出して4位。国際舞台でも戦えるポテンシャルを世界の舞台で示した。
全日本には、ジュニアからの推薦枠で挑んだ。フリーでは3回転サルコー、3回転トーループ、ダブルアクセル(2回転半)の連続ジャンプを成功。タイミングの合った余裕のある着氷で、会場から大きな拍手が送られた。
この大会、2人には楽しみにしていたことがあった。
「一緒に練習することで刺激をもらえる。今回はそれを試合で同じグループで経験できると……」と森口。
GPファイナルを日本ペアとして初制覇した「りくりゅう」こと、三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)との競演だ。過去、指導を受ける機会もあった。大先輩からのアドバイスが2人の中で生きている。
「龍一君からは、(大事なの…
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