講談社の敷地内に侵入容疑、大学生を逮捕 不審火にも関与か

遠藤美波

 出版大手の講談社(東京都文京区)の敷地内に無断で立ち入ったとして、警視庁は、大阪府吹田市の大学生の男(26)を14日夜に建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。現場では新聞紙が焼ける不審火が起きており、同庁は男の関与を調べている。

 大塚署によると、14日午後10時ごろ、講談社の敷地内で火が上がっているのを通りかかった署員が気づき、その場にいた男を敷地内に正当な理由なく立ち入った疑いで現行犯逮捕した。男はガスバーナーを手に持っており、「ガスバーナーで新聞紙に火をつけた」と話しているという。この不審火によるけが人はいなかった。

 男は東京・赤坂の米国大使館前の路上で火薬を所持したとして、火薬類取締法違反罪で10月に略式起訴されていた…

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