「桃鉄」スタンプラリーに記念列車も 地域に伝わる伝説でまちおこし

佐藤靖

 【山梨】富士山麓(さんろく)電気鉄道は、人気ゲーム「桃太郎電鉄」(桃鉄)とコラボしたスタンプラリー企画を始めた。ゲームに登場する県内の駅や施設の計11カ所を巡り、スタンプを集めて応募すると抽選で商品がもらえる。地域に伝わる「桃太郎伝説」でまちおこしを進める大月市への観光誘致を狙う。

 桃鉄はプレーヤーが鉄道会社の社長となり、電車に乗って各地を移動しながら物件を買い、資産を増やしていくゲーム。同社は桃鉄を生かして誘客や地域活性化に取り組めないかと、ゲームの発売元「コナミデジタルエンタテインメント」に相談し、この企画が実現した。JR東日本八王子支社と同市も協力した。

 スタンプラリーは大月、富士山、甲府、小淵沢の各駅と、その周辺の施設(大月市の猿橋、甲府市の武田神社など)が対象。各地点に掲示されるQRコードを読み取るなどしてスタンプを集めると、抽選でイベントへの招待状や大月市の特産品などが当たる。

 富士山麓電気鉄道の上原厚社長は大月駅であった2日の式典で、「多くのお客様に大月市を巡ってもらい、桃太郎ゆかりの地の知識を増やしてほしい」とあいさつ。同市の小林信保市長は「イベントを通じて大月市を堪能してくれるとありがたい」と話した。

 来年2月28日まで。期間中、桃鉄のヘッドマークをつけた記念列車も運行する。詳しくは、同社のホームページ(http://www.fujikyu-railway.jp/別ウインドウで開きます)で…

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