同性婚訴訟原告、本名明かし「自分、取り戻した」 控訴審で意見陳述

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平岡春人
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 同性どうしが結婚できないのは憲法に違反するとして、北海道内の同性カップル3組が国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審の弁論が13日、札幌高裁(大竹優子裁判長)であった。原告の一人が意見陳述し、思いを吐露した。

 意見陳述したのは中谷衣里さん(31)。両親の同意を得て、9月から本名を明かすことにした。

 「たくさんの回り道を強いられてきました」

 淡々と、あらかじめ準備した意見陳述書を読み上げた。

 パートナーと家を借りようとすると、「同性カップルと明かさず、友だちどうしのルームシェアにして」と説得された。分譲マンションを購入するときは、ペアローンを組めず、一括で買った。

 「住む場所を選ぶという、人…

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