「アニソンの帝王」水木一郎さん死去 「マジンガーZ」や特撮主題歌

【動画】ステージで元気な姿を見せていた歌手の水木一郎さん=戸田拓撮影

 「マジンガーZ」など多数のアニメ・特撮番組の主題歌を歌い「アニメソング界の帝王」と呼ばれた歌手の水木一郎(みずき・いちろう、本名早川俊夫〈はやかわ・としお〉)さんが6日、肺がんで死去した。所属事務所が12日発表した。74歳だった。葬儀は近親者で行った。後日お別れの会を開く予定。

 東京都生まれ。1968年に歌謡曲歌手としてデビュー。「超人バロム・1」「がんばれ!!ロボコン」「仮面ライダーストロンガー」などの特撮、「バビル2世」「超電磁ロボ コン・バトラーV」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などのアニメで主題歌を歌い、所属事務所によると持ち歌は1200曲超という。

 昨年4月にがんと分かり、今年7月に公表した後も活動を続けていた。11月27日のステージが最後となった。12月2日に都内で開かれた「マジンガーZ」などの作曲家渡辺宙明さんの追悼コンサートでも歌う予定だったが、体調不良で取りやめていた。

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    小原篤
    (朝日新聞記者=アニメ、マンガ、映画)
    2022年12月12日17時6分 投稿
    【視点】

    筆者です。水木一郎さんには8月25日にインタビューしたばかりでした。6月に96歳で亡くなった作曲家・渡辺宙明さんの追悼記事を夕刊「惜別」面に書くための取材でした。宙明さんが作曲した「マジンガーZ」主題歌について「強いインパクト、覚えやすいメ

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