【詳報】ウクライナ侵攻53、12月8日~14日(日本時間)の動き
ウクライナの首都キーウ(キエフ)で14日朝、ドローン(無人機)によるとみられる攻撃がありました。キーウ市当局によると、攻撃に使われたのは「シャヘド」と呼ばれるイラン製ドローン。ドローンは2度にわたって襲来し、ウクライナ側の防空兵器が計13機を撃墜したといいます。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
【連載】戦場のドローンはどこから来たか 「メイド・イン・ジャパン」の衝撃
ロシアがウクライナ侵攻で使うドローン(無人航空機)の部品に、日本企業の製品が含まれている可能性が高いことがわかりました。ウクライナ軍情報局の分析結果から明らかになりました。部品の多くは家電パーツなどの民生品。「メイド・イン・ジャパン」の製品がなぜ殺傷兵器に生まれ変わったのか探ります。
■■■12月14日(日本時間)■■■
21:00(ストラスブール14日13:00)
サハロフ賞授与式、ゼレンスキー大統領「侵略者に懲罰与える法廷設置を」
欧州連合(EU)の欧州議会は14日、仏ストラスブールの本会議で、人権や民主主義を守る活動をたたえる「サハロフ賞」の授与式を開いた。今年の受賞者の「ウクライナの勇敢な人々」を代表してゼレンスキー大統領がビデオ演説し、侵攻を続けるロシアの指導者らを「侵略罪」で裁く法廷設置に支持を訴えた。
ゼレンスキー氏は、ロシア軍だけでなく、「侵略を組織した者にも刑を科すべきだ」と指摘。「そのための法廷設置は潜在的な侵略者を防止する効果的な手段になる」と訴えた。
戦争犯罪をめぐっては、国際刑事裁判所(ICC、ハーグ)が侵攻直後から捜査しているが、ロシアはICCに加盟していない。また侵略罪での訴追は、ロシアに拒否権がある国連安全保障理事会への付託なしでは困難とみられている。
授与式には、今年のノーベル平和賞を受賞したウクライナの人権団体「市民自由センター(CCL)」の代表らも出席した。サハロフ賞は1988年に創設され、昨年はロシアの反政権活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏に贈られた。
16:23(キーウ09:23)
キーウ中心部へのドローン攻撃、住宅4棟が被害
ウクライナの首都キーウ(キエフ)で14日に起きたドローン(無人機)によるとみられる攻撃をめぐり、キーウ市当局は同日、中心部シェフチェンコ地区の住宅4棟が軽度の損害を受けたとSNSに投稿した。撃墜されたドローンの破片が行政関連の建物に落ちる被害もあったが、けが人は出ていないという。
市当局によると、攻撃に使われたのは「シャヘド」と呼ばれるイラン製ドローン。ドローンは2度にわたって襲来し、ウクライナ側の防空兵器が計13機を撃墜したという。
ウクライナのゼレンスキー大統領もこの日、SNSに演説の動画を投稿した。「今朝、(ロシアの)テロリストが13機のシャヘドで(攻撃を)始めた」とし、暫定的な情報だとした上で、13機全てを撃ち落としたと指摘。「誇りに思う」と述べ、撃墜に関わった関係者をねぎらった。
14:25(キーウ07:25)
キーウ市長「イラン製ドローン10機を撃墜」
14日にウクライナの首都キーウ(キエフ)で聞こえた爆発音をめぐり、クリチコ市長は同日、キーウ周辺の上空で、ウクライナ側の防空兵器が「シャヘド」と呼ばれるイラン製ドローン(無人機)10機を撃墜したとSNSに投稿した。
15:58(キーウ08:58)
ウクライナ侵攻の子どもの死者、443人 ウクライナ検察当局発表
ウクライナ検察当局は14日、2月に始まったロシアのウクライナ侵攻により、これまでに子ども計443人が死亡したと発表した。けがをした子どもは1298人に上るという。
検察当局によると、ロシア軍の爆撃や砲撃により、これまでに計3126カ所の教育機関が被害を受けた。このうち、337カ所は全壊したという。
13:28(キーウ06:28)
「キーウ中心部で爆発」市長が投稿
ウクライナの首都キーウ(キエフ)中心部で14日朝、爆発音がした。ロイター通信が伝えた。クリチコ市長はこの日早朝、市中心部のシェフチェンコ地区で爆発があったとSNSに投稿。「救急隊が向かっている」とした。
02:11(キーウ13日19:11)
ロシア軍による性的暴行154件 ウクライナ検察当局
ロシア軍の侵攻を受けたウク…
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