日本サポーター、長引くカタール生活 円安・物価高…リンゴでしのぐ

有料記事カタールのリアル サッカーW杯中東初開催

ドーハ=江戸川夏樹
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 サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会。日本が1次リーグ突破を決めたことで、「滞在を延期しなきゃ」と慌てふためくサポーターも。次戦は5日午後6時(日本時間6日午前0時)。ファンは長引くカタール生活をどのように過ごしているのだろうか。

 午前3時(日本時間午前9時)、四方健太郎さん(43)の一日は始まる。

 人材育成会社の取締役。会議も多い。日本とオンラインでつなぎ、数時間ほどリモートワーク。カタールに日が昇ると、競技場に出かけたり、パブリックビューイングに行ったりとサッカーざんまいの一日を過ごす。

 W杯の観戦は7回目。日本が初出場した1998年フランス大会からすべて現地で見る。それでも、「W杯でリモートワークをするのは初めて。どこにいても仕事が出来るようになったので、取引先にも違和感を持たれない」と話す。

 W杯によって、カタールのホテル代は高騰した。1泊5万円になることも。3週間以上滞在予定の四方さんは、サッカー好きの経営者らを16人募り、首都ドーハ中心部から車で10分ほどの場所に2棟の家を借りた。1部屋2人の共同生活。「大人の合宿」は1人1泊2万円程度だという。

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 サポーターを困らせるのはホ…

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