市長選めぐり自民党系会派が再分裂 2人が別候補推し新会派 北九州

城真弓
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 来年2月投開票の北九州市長選をめぐり、市議会自民党系会派が擁立した候補者とは別の候補者を応援するため、若手2人がこの会派を抜け、別の自民党系会派を新しく結成した。自民党系会派は二つあったのが9月に合流したばかりで、再分裂となった。

 2人は三原朝利議員(2期)と大石仁人議員(1期)。2日、市長選に立候補する武内和久氏と記者会見し、新会派結成と武内氏支援を表明した。会派名は「自民党・市民が市長をつくる北九州未来市議団」で、代表となる三原氏は「人口減少、経済停滞、財政悪化に歯止めがかかっていないにもかかわらず、現(市長の)政権を継承しようという(会派の)考え方に賛同できない」と語った。2人が所属していた自民党系会派は、旧民主党系会派と元国土交通省官僚の津森洋介氏(47)を擁立。ただ、その選び方や、他会派などとの連携にも賛同できなかったという。

 市長選には、広告デザイン会社長の清水宏晃氏(38)、共産党県委員会常任委員の永田浩一氏(57)も立候補を表明している。(城真弓)

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