田中碧、高校時代は「特長ない」 プロ入り微妙からスペイン戦決勝点

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堤之剛
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 「僕もけが人が出てチャンスをもらったので。自分が出る以上、ポジションを勝ち取りたい部分もありますし、目に見える結果を残せたのはよかった」

 サッカー日本代表のMF田中碧(デュッセルドルフ)が身体を伸ばし、劇的な決勝ゴールを挙げた。

 1日(日本時間2日)のワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグでスペインを破った試合直後。その言葉が、実にこの24歳らしかった。

 本来ならベンチスタートだったかもしれない。右ひざを痛めたMF遠藤航に代わって出番が巡ってきた。その遠藤のことを気にかけながらも、自らの力を発揮するんだという意志。

 そして、続く言葉も田中らしかった。

 「信じていたので、自分自身を。自分がサッカーと向き合っていた姿勢に、神様がごほうびをくれたのかなと思います」

 突出した身体能力や高いボール技術があるわけではない。

 プロ選手になれるかどうか…

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