豊肥線の緒方駅と豊後清川駅が開業100年 住民らが祝福
村上伸一
大分市と熊本市を結ぶJR豊肥線の緒方駅と豊後清川駅(いずれも大分県豊後大野市)が23日、開業から100年を迎えた。緒方駅では雨にもかかわらず100人以上の近隣住民らが集まり、列車に乗ったり、特急「あそぼーい」を見送ったりして記念日を祝った。
緒方駅と豊後清川駅は1922年11月23日に開業。豊後清川は83年、緒方は2016年に無人化された。
緒方駅の祝賀行事を企画したのは大分県職員の山田哲也さん(40)。大分市との境界に近い豊後大野市内の犬飼駅が、5年前に開業100年を迎えた時にも祝賀行事の実行委員会を支えた。
山田さんは鉄道の愛好家で、「撮り鉄」として撮影した多数の写真を駅などに展示している。「地域の発展を支えてきた鉄道は、今後もなくてはならない。みなさんもぜひ乗り続けてもらいたい」と呼びかけた。