校舎は「ハリポタ」風 「子どもが創る」アメージングな学校が開校へ

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永沼仁
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 「子どもが創る学校」

 そんなコンセプトを掲げる学びの場が、埼玉県東松山市に来春できる。

 子どもの「やりたい」思いを受け止めて授業を生み出す方針で、「祝いの場」を再生した校舎もユニークだ。

 いったい、どんな教育をめざしているのか。

 名前は「アメージングカレッジ」。開校に向けて準備を進めているのは、大阪教育大付属平野小(大阪市)元副校長の岩﨑千佳さん、全国で「基地(居場所)」づくりを進める一般社団法人「COLOR―P(カラップ)」の町山辰也代表たちだ。

 「自分が教師として子どもに育ててもらった。子どもから学ぶことばかりだった。大人側からのアプローチではなく、子ども側の視点に立つ」

 11月1日に開かれた記者会見。校長に就く岩﨑さんは、学校づくりについてそう説明した。

 カラップの町山代表も「我々は『教育をしない』という団体だったが、『基地』のような学校ならいいと考えた」と語った。

校名、子どもの声を反映

 創設メンバーが強調するのは、子どもの思いや願いを「とことん」受け止めること。こうした考えは、学校づくりの校名にも反映された。

 「どんな学校にしたらいいか」。創設メンバーは今年5月、「プレ開校」に来た子どもたちに、理想の学校のイメージを聞いてみたという。

 「決まりのない学校」「動物を育てられる学校」「小さい子もお年寄りも来られる学校」……一番多かったのは「自由すぎる学校」という言葉だった。

 さらに尋ねると「『学校』と…

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