下町情緒残る十三でアートフェス 新作の「淀壁」も登場 21日から

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岡純太郎
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 昔ながらの飲み屋や下町情緒が残る大阪・十三(じゅうそう)(大阪市淀川区)の街中を、芸術であふれさせたい。そんな思いで地元の人たちが始めた手作りイベント「十三アートフェス」が今年も21日から始まった。27日まで。飲食店に夕焼けの絵画、ホテルには自由に弾けるまちピアノ。いつもと装いの違う街が、そぞろ歩きをいざなう。

 主催はNPO法人「淀川アートネット」。2025年の大阪・関西万博を前に再開発が進む十三の魅力をエリア外の人にも発信したいと昨年企画し、今年は2回目の開催になる。

 「夜の街」「歓楽街」のイメージが強い十三だが、代表の牟田麻希さん(42)は「ミニシアターの第七芸術劇場や劇団の稽古場、ギャラリースペースが点在し、芸術との親和性は高い」。

 十三で生まれ育ち、ここでカフェを経営する。「昔ながらの住人と新しく住み始めた若者が行き交う街の雰囲気が大好き」という。

 アートフェスでは、飲食店な…

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