サウジ皇太子、あすからの来日取りやめに 岸田首相との会談も見送り
サウジアラビアの国政を事実上取り仕切っているムハンマド皇太子が19日の来日予定を取りやめ、20日に調整していた岸田文雄首相との会談も実現しなかった。日本政府関係者が明らかにした。理由は明らかになっていない。
ムハンマド氏は19日に来日し、20日に首相と対面で初めて会談する予定だった。これに伴い、21日に都内で予定されていた日サウジのビジネスフォーラムも中止となった。松野博一官房長官は18日の記者会見で、ムハンマド氏の訪日は「何ら決まっていない」とした上で、「戦略的パートナーであるサウジアラビアとの関係を極めて重視しており、双方の都合の良い時期に両国間でのハイレベル訪問が早期に実現することは非常に重要だ」と述べた。