流出する男性、集まる女性 福岡の人口差が顕著な理由

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福井万穂
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 週末、福岡市中心部のホテルのラウンジには、少し緊張した面持ちで向かい合う男女の姿を多く見かける。結婚相談所などで知り合った2人がお見合いをする場として、よく使われるのだという。

 市内に住む会社員女性(40)もその一人。20代の頃から「福岡は女性余り」だと言われていることは知っていた。福岡市の人口は男性よりも女性が多いから、婚活市場は「男性優位」という通説だ。でも、「彼氏のいる自分には関係ない」と思っていた。

 新型コロナの流行が始まった2020年春、結婚を考えていた相手と別れることになった。すぐに結婚相談所に登録し、毎週末のようにお見合いを重ねた。

 当初、福岡市内の男性との結婚を望んでいた。近くに家族や友人がいて職場もある。交通の便が良いから車がなくても不自由しないし、遊ぶ場所にも困らない。市内は最高に住みやすく、離れがたかった。

福岡は女性にとって激戦区?

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 ただ、マッチングする相手は…

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この記事を書いた人
福井万穂
西部報道センター|行政
専門・関心分野
沖縄、水俣、教育