「死刑のはんこ押す時だけニュースになる地味な役職」 葉梨法相発言

 葉梨康弘法相は9日にあった自民党議員の会合で、法相の役割に触れて「死刑のはんこを押し、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と発言した。死刑執行を命じる法相の不用意な発言として批判が集まりそうだ。

 死刑は古川禎久前法相時の今年7月、秋葉原無差別殺傷事件を起こした加藤智大(ともひろ)死刑囚(当時39)に執行された。葉梨氏が法相になってからは執行されていない。

 葉梨氏は発言について、朝日新聞の取材に「地味な役所だからといって大切じゃない役所ではない。大切でないと言っていることではない」と説明した。

 また葉梨氏は会合で「旧統一教会の問題に抱きつかれてしまって、一生懸命解決に取り組まないといけないということで、私の顔もいくらかテレビに出るようになった」などとも述べた…

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    プチ鹿島
    (時事芸人)
    2022年11月10日9時19分 投稿
    【視点】

    新聞を読んでいて「疑問に思うあるある」がこの記事にあって、それは「不用意な発言として批判が集まりそうだ」という表現です。どこか他人事な感じを受けます。 もちろん、まず事実を報じるという姿勢なのかもしれませんがこれだけ酷い発言は論評もセ

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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2022年11月10日9時33分 投稿
    【視点】

    いやいや、ほかにも仕事はもっとあるでしょう。 法務省の子ども向けサイトでも、民主主義と法と公正を守り、人権を擁護する、法務省の役割について書いています。「例えば,みなさんが安心して暮らせるように基本的なルールを作つくっているほか,罪を犯し

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