来日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官が9日、都内で記者会見した。グランディ氏は、ロシアの侵攻に伴うウクライナ避難民への支援について日本の対応を評価しつつ、難民政策については不十分だとして、日本政府と協議していく考えを示した。
グランディ氏は、日本から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)への今年の支援が政府から1億5千万ドル、個人や民間からは1億3千万ドルに上ったとし、「すばらしいことだ。ウクライナとの連帯を感じたことが大きい」と述べた。
一方で、日本政府が「ウクライナ避難民」をほかの地域の「難民」と区別していることについて、「同じように処遇されるべきもので、日本は難民を受け入れる統一的な対応をするべきだ」と指摘した。
また、「日本はグローバル社…
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