トロッコ列車、今年も紅葉のなかを快走 ときどき車掌の生歌も

茶井祐輝
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 【京都】嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車の沿線をライトアップする企画「光の幻想列車」が始まった。トロッコ嵐山駅からトロッコ亀岡駅までの約1千本のモミジやカエデが、約950基の照明で照らされている。同社によると、紅葉の見頃は今月下旬から。

 コロナ禍をはねかえそうと、昨年は照明を約100基増やした。今年はさらに約50基増に。桂川の対岸を照らすほか、水面に紅葉が映る「逆さ紅葉」を楽しめる場所では、例年より広範囲を照らしている。

 4日の報道陣向け試乗会では、車掌の寺島雄亮さん(31)がサザンオールスターズの「いとしのエリー」を歌って、照明を消して走る車内を盛り上げた。「ライトアップといえばカップル。サザンでいい雰囲気になってくれたら」

 ライトアップは午後4時半以降。通常は午後4時台発で運行を終えるが、12月18日までは臨時列車がある。片道大人880円で、指定席のみ。当日券は少なく、JR西日本の予約サイト「e5489」からの予約がおすすめだという。

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