リニア残土、処分候補地に「重要湿地」 岐阜・御嵩、住民に公表せず
保坂知晃 編集委員・伊藤智章
リニア中央新幹線の開発工事に伴う残土の処分場候補地となっている岐阜県御嵩(みたけ)町の山林の一部に、希少な植物が生息する国選定の「重要湿地」が含まれることが町への取材でわかった。町は昨秋に残土受け入れ方針を表明して以降、住民にこの事実を公表していない。朝日新聞の取材に、今月内に住民に説明する意向を示した。
リニア開発を進めるJR東海広報部は取材に、候補地となっている地区に重要湿地があることを把握しているとした上で、「希少種の群生地はできる限り回避する。回避が難しい場所については移植などで配慮する」と説明した。
「情報提供は責務」 町条例が規定
御嵩町には、過去に産業廃棄物処理場の建設を巡る全国初の住民投票が行われた経験から、環境の保全と次世代への継承をうたった条例がある。環境への影響を伴う行為について、町は情報提供する責務があると規定する。
これまで公表しなかった理由…
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