おすすめはこれ! わたしの推し本110冊 北九州・戸畑図書館

西田慎介
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 【福岡】北九州市立戸畑図書館(戸畑区新池1丁目)が、利用者から募った「わたしの推し本」を集めたパンフレットを出している。幅広い分野の110冊を紹介する内容で、「何か読んでみようか」と思う人の参考になりそうだ。10月27日から11月9日まで読書週間

 戸畑図書館は昨年11~12月、読書週間の取り組みの一つとして「オススメ、読んでほしい本を教えてください」と呼びかけた。小学生~80代の利用者から応募があり、内容はロビーに展示。今年3月に39ページのパンフにまとめた。

 パンフは「熱いレビューの数々を、本を選ぶ際のご参考に、どうぞご活用ください」と呼びかける。広く知られた「坊っちゃん」(夏目漱石・新潮社など)や「関ケ原」(司馬遼太郎・新潮社)などのほか、舞台が戸畑区の「復讐」(タナダユキ・新潮社)、「花と龍」(火野葦平岩波書店など)といった北九州ならではの1冊も。紹介した本はすべて北九州市立図書館で借りられる。

 パンフは増刷を続け、これまでに約1千部を配布した。林田雅浩次長は「本を読む方には、感想や感覚を発信したい、(他の人にも)読んでほしいという欲求がある。この企画で読む人から読む人に思いをつなげたい」と話す。(西田慎介)

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