塩野義のコロナ飲み薬、22日にも公開で承認審議 7月以来再び

市野塊
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 塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ(一般名・エンシトレルビル)」について、厚生労働省は22日にも専門家による部会を開いて承認の可否を審議する方針を固めた。迅速に審査できる「緊急承認制度」を使う見込みで、公開の会議で議論する。

 承認されれば、初の国産の飲み薬となる。7月の審議では、臨床試験の結果からは有効性に関するデータの信頼度は高くないと判断され、「継続審議」となった。その後、9月に塩野義が公表した大規模な試験データが追加で提出され、再び審議することになった。

 ゾコーバはウイルスの増殖を妨げる働きがあり、軽症や中等症の患者が対象として想定されている。政府は薬事承認されれば速やかに100万人分を購入することで塩野義と基本合意している。(市野塊)

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