JR木次線の車両ラッピング、4種類が決定 「きすきいろ」が基調
榊原織和
【島根】JR木次線(松江市―広島県庄原市)の沿線自治体などで構成する木次線利活用推進協議会は、車両の新たなラッピングデザインを公表した。沿線の観光資源をモチーフにした4種類で、来年2月末までに運行が始まる。
木次線を巡っては、JR西日本が観光列車「奥出雲おろち号」の来年度での運行終了を決定しており、協議会は新たな観光推進策として車両のラッピングを企画した。3月からラッピング案を募集し、300作の応募の中で多かったテーマをデザインに取り込んだ。
ブランドカラーとなる「きすきいろ(山吹色)」に、斐伊川堤防の桜を表すピンク色、出雲神話の水色、たたら製鉄の灰色、棚田の緑色の4色をそれぞれ組み合わせ、列車を遠くから見ても映えるツートンカラーのデザインにした。
ステンレス製車両5両のうち4両にラッピングを施し、来年2月末までに全4両を運行させる…