来春の統一選見据え「核兵器廃絶のこと考えて投票を」 市民団体会見

杉田基
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 核兵器禁止条約の早期締結を求める市民団体「議員ウォッチ」が28日、徳島県庁で会見を開き、来春の統一地方選を見据えて「選挙でも核禁条約への態度も考慮して票を投じて」と訴えた。

 議員ウォッチは川崎哲・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員が代表者。国会議員や知事らが核禁条約に対して賛成か反対かをネットで公開する活動などをしている。

 来年3月まで、メンバーの大学生らが全国を回り、知事や議員に面会したりイベントを開いたりして、核兵器廃絶への関心を高めていくという。

 徳島では県総務課長に面会して地方自治体が核兵器廃絶を訴える意義について意見交換をしたほか、大学を訪問して学生と交流した。31日には浜田省司・高知県知事と面会する予定という。

 核禁条約の締約国会議にも出席した徳田悠希さん(上智大学3年)は「核兵器廃絶などに取り組んでいる方は高齢者が多い。我々が全国を回ることで若い世代が関わるきっかけを作りたい」と語った。

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この記事を書いた人
杉田基
ネットワーク報道本部|地方取材支援担当
専門・関心分野
反核平和、人権、安全保障、選挙