小中学生の不登校急増、最多24万人 行事中止や休校…コロナ禍なお
桑原紀彦
2021年度に30日以上登校せず「不登校」とされた小中学生は、前年度から24・9%(4万8813人)増え、過去最多の24万4940人だったことが文部科学省の全国調査で分かった。初めて20万人を超え、増え幅も過去最大となった。小中高校などのいじめの認知件数も過去最多を更新。文科省は、長引くコロナ禍に起因する心身の不調やストレスが影響していると分析している。
調査は全国の国公私立の小中高校と特別支援学校、各教育委員会に実施。27日に結果を公表した。
不登校の小学生は前年度比1万8148人増の8万1498人(全体の1・3%)、中学生は同3万665人増の16万3442人(同5・0%)。不登校の小中学生の増加は9年連続で、1991年度の調査開始以降で最多になった。要因別では「無気力、不安」が最も多く、49・7%(前年度比2・8ポイント増)を占めた。
オンライン授業拡大 長期欠席者数も急増
また、コロナ禍のもとで急速…
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