獣医師ではないのに犬にマイクロチップ装着 ブリーダーに有罪判決

松浦祥子
[PR]

 獣医師免許を取得していないのに輸出販売する犬にマイクロチップを装着したなどとして、獣医師法違反と偽造有印私文書行使の罪に問われた大阪府泉佐野市のブリーダー、井原渉被告(51)の判決が25日、大阪地裁であった。小泉健介裁判官は「規範意識の低下は問題だが、反省している」として、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、井原被告は昨年11~12月、香港へ輸出販売する犬7頭に対し、自宅で注射器を使ってマイクロチップを装着する医療行為をした。また、昨年6月には、輸出する犬2頭の検査を空港で受けた際、獣医師の記名と押印がある偽造の証明書を提出した。(松浦祥子)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません