円相場5円以上急騰、一時146円台 政府・日銀が為替介入の可能性

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木村聡史 ニューヨーク=真海喬生
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 21日のニューヨーク外国為替市場で、一時は1ドル=151円90銭台まで下落した円相場が、1ドル=146円台まで5円以上、円高ドル安へと急速に進んだ。市場関係者の間では、政府と日本銀行円安に歯止めをかけるため、再びドルを売って円を買う為替介入に踏み切った可能性がある、との見方が出ている。

 円相場は20日、節目となる1ドル=150円台まで下落した。21日はさらに円安が進み、一時は1ドル=151円90銭台まで下げた。しかし、日本時間21日夜に取引が始まったニューヨーク市場では、1ドル=151円台半ばから一時146円台後半まで、約1時間で5円ほど、円高に急激に戻す場面があった。

 ニューヨーク市場の取引参加者は「金利など他の指標は動かない中で円だけ急騰した。日本政府が為替介入した可能性がある」と話した。

 政府と日本銀行は9月22日…

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