「令和の大改修」終えた岡山城、再オープンへ 自慢の「黒」も刷新

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吉川喬

 城下町として栄えた岡山市の象徴、岡山城(北区)が1年半ぶりに帰ってくる。大規模改修を経た11月3日のリニューアルオープンは2週間後。自慢の黒い外壁、城内の展示や多目的スペースをいずれも刷新し、市は従前の3~5割増しの集客を目指している。

 市によると、岡山城は戦国時代の大名・宇喜多秀家によって1597年に完成したが、1945年の空襲で木造の天守閣が焼失。県都のシンボルとして復興を求める声が強まり、66年11月3日に現在の鉄筋コンクリート製の城が再建された。リニューアルオープンは、この「再建記念日」に合わせた。

 95~96年に「平成の修理」として照明機材の更新などを施したが、今回は「令和の大改修」と銘打った。コロナ対応の緊急事態宣言に伴い21年5月中旬から臨時で閉め、そのまま6月1日から長期休館に入り、耐震化などを進めてきた。

 改修の目玉の一つが黒い外壁…

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