漫画家になれなくて、お坊さんになったら漫画家になれた「ラッキー」

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竹田真志夫
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 JR京都駅にほど近い真宗大谷派の本山、東本願寺。光澤裕顕(みつざわ・ひろあき)さん(33)はその職員だ。お坊さんといっても、その仕事はどこか公務員に似ている。決まった時間に出勤し、パソコンに向かう。時には上司に叱られ、時には部下の代わりに頭を下げる。

 勢い日々の悩みもまたサラリーマンめいてくる。解決するには? 答えを仏典に求め、漫画に描き、解説も書いた。それが今年出版した『仕事がつらいときに読む仏教の言葉』(星海社新書)だ。いわく「現役僧侶がビジネスパーソンに贈る、仕事に効く仏教入門!」。

 新潟の小さなお寺に生まれた。仏教の世界で人はみな平等かもしれないが、その実、お坊さんの世界はお寺の大小で力関係が決まるところがある。「いつか見返したい」。少年が夢見たのは人気漫画家になることだった。

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漫画家を目指してもがく光澤さんの日々が始まります。

 京都精華大学のマンガ学科に…

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