コロナ陽性の妊婦、救急車で出産 搬送先が1時間以上決まらず

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原田達矢
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 京都府内で新型コロナウイルスの感染者数が急増していた8月、陽性と診断され自宅療養していた妊婦が、搬送先が見つからずに救急車の中で出産していたことが、府や消防への取材でわかった。これを受けて府は、周産期医療の緊急時の対応を強化している。

 京都中部広域消防組合(亀岡市)などによると、女性は新型コロナ陽性になり、無症状のため自宅療養していた。8月3日午後9時20分ごろ、陣痛が始まったため家族から119番通報があった。消防本部から保健所へ連絡が入り、府の入院医療コントロールセンターを通して「地域周産期母子医療センター」で搬送先を探した。

 だが、1時間が過ぎても分娩(ぶんべん)できる搬送先が決まらず、車内で出産。救急隊が対応した。その直後、京都市内の病院で受け入れることが決まり、通報から約2時間後に入院。母親も新生児も元気だったという。

 府などによると、受け入れ病…

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