「スイッチ入ると暴力的に」 インドネシアで日本人選手が抱いた恐怖
堀之内健史
インドネシアのプロサッカーリーグの試合後に、125人が死亡する事件が起きた。
同国で2020年まで、プロサッカー選手として9年間プレーした、静岡県三島市の松永祥兵さん(33)は「サポーター同士の衝突で死者が出ることがよくあった。スイッチが入ると暴力的になり怖かった」と話す。
事件は、試合結果に腹を立てたサポーターが、グラウンドになだれ込んだことがきっかけだったとされる。
「またか」
暴動を伝えるネットニュースを見て、松永さんは思ったという。
日本やドイツでプレーした後…
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- 【視点】
目を覆いたくなるような痛ましい事件が起きた。125人もの死者が出た現場は想像を絶する。たかだかスポーツの試合で、贔屓チームが違うだけで互いに憎み合い、死者まで出すのは明らかに常軌を逸している。群衆心理の恐ろしさをまざまざと見せつけられた気が
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