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　JR東日本秋田支社は31日、8月の豪雨被害で不通になっている五能線の一部区間のうち、岩館（秋田県八峰町）―深浦（青森県深浦町）間は12月前半の運転再開をめざすと発表した。線路に土砂が流入したり、盛り土が失われたりしたが、この区間は被害箇所の約8割で作業を終えたという。

　ただ、不通のうち、深浦―鰺ケ沢（同県鰺ケ沢町）間の再開のめどは立っていない。被害が大きかった鰺ケ沢町の中村川橋梁（きょうりょう）は、増水でずれた橋脚を補修して使えることが分かったが、安全性を試験で確認しなければならないため、見通しを立てにくいという。

　同じく被害が大きかったJR花輪線の鹿角花輪（秋田県鹿角市）―大館（大館市）間も再開の見通しは立っていない。