宇野昌磨の柔らかい優しさ 「スポーツは互いが支え合っていくもの」
思わぬトラブルに巻き込まれた時、その人の本質が垣間見えるような気がする。そのトラブルが自分ではなく、誰か他の人に起こった場合なら、なおさらだろう。
29日、スケートカナダ(ミシサガ)の男子フリーの6分間練習の出来事だ。
ショートプログラム(SP)首位に立っていた三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)を、まさかのアクシデントが襲った。三浦が4回転トーループを跳んで着氷した後、右足の靴ひもが切れてしまったのだ。
「初めての経験。あれ、どうすればいいの?と。焦りました」と三浦は振り返る。
あわてる三浦と佐藤紀子コーチ。そんな2人に真っ先に声をかけたのが、同じグループで練習していたSP2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)だった。
「先輩だからとか、そういうのではなく、人は普通困っていたら助けると思います」
宇野はその時のことを何事もなく振り返った。
「佳生くんの靴を見ると、エ…
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- 【視点】
「人は普通困っていたら助けると思います」とさらっと言う宇野昌磨選手が素敵だし、その様子をしっかり見て、話も聞いて記事にした記者の仕事ぶりも素晴らしい。 「お互いがベストを尽くせるようにみんなで支え合っていくものだと思います」という言葉
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