立憲、党執行部の国葬欠席を決定 政府の回答は「大変不誠実」と判断

国葬

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 立憲民主党は15日、臨時の執行役員会を開き、27日に東京の日本武道館で開催される安倍晋三元首相の「国葬」について、泉健太代表ら党執行部9人の出席を見送ることを決めた。国葬の法的根拠などをただす政府への質問書の回答が14日にあったものの、内容が不十分と判断した。

 泉氏は8日の衆院議院運営委員会閉会中審査で、国葬に法的根拠がないことなどを指摘。岸田文雄首相から十分な答弁が得られなかったとし、「内閣葬」としなかった理由などを問う質問書を出していた。泉氏は記者団に「(回答は)これまでの国会答弁の焼き直しでしかなかった。大変不誠実」とし、「本当に残念だが、執行役員が一致して欠席を決めた」と述べた。

 安倍氏の国葬をめぐっては、日本維新の会国民民主党は出席の意向で、共産党社民党れいわ新選組は欠席を表明しており、野党の対応が分かれている。立憲は執行部以外の所属議員については、個々の判断に委ねるとしている。

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