木原副長官、旧統一教会関連団体のイベント参加 党調査には報告せず

西村圭史
[PR]

 木原誠二官房副長官は12日夜、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関連団体が主催する安全保障をテーマにしたパネルディスカッションに参加していたと発表した。自民党が所属国会議員に実施した点検の際は報告せず、接点が確認されたとして党が8日に名前を公表した121人にも含まれていなかった。

 木原氏の説明によると、パネルディスカッションは2016年12月に開かれた「日本とアジアの平和と安全を守る東京都フォーラム」。今月12日に、参加していたという指摘を外部から受けたという。改めて確認したが、事務所に残っている日程表や案内状などに記録はなかった。ただ、参加していたパネリストの名前なども具体的に挙げられたことで、「参加したことを思い出すことができた」としている。党には追加報告した。

 木原氏は「事務所で調査した際も、主催団体名が記録にも私の記憶にも残っていなかったため、旧統一教会との関連性を想起することができなかった」と説明している。(西村圭史)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません