原発新設が計画される山口・上関町長が辞職へ 入院中「治療に時間」

川本裕司
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 難治性の口内炎で入院していた山口県上関町の柏原重海町長(73)が6日、辞職願を西哲夫議長に提出し、受理された。7日に開会した定例の町議会で報告された。同日中に町選管に報告され、50日以内に町長選が行われる。

 上関町では中国電力が原発建設を計画しているが、2011年の東京電力福島第一原発の事故後に準備工事が中断されている。

 柏原氏は3月に入院し、6月に退院予定だったが、治療が長期化。橋本政和副町長の町長職務代理者の任期を9月末まで延長することを決めていた。柏原氏は同日の議会に出席せず、「抜本治療に時間を要する」との辞職理由を副町長が代読した。

 柏原氏は2003年に原発推進の立場で初当選し、5期目。任期は来年10月4日までだった。

 上関町は中国地方の自治体で最も高齢化率が高く、人口減少が著しい。原発計画が中断される中、柏原氏は「道の駅」や日帰り温泉施設の開業など観光振興に力を入れる一方、町営の風力発電所の建設で収入増を図ってきた。

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