安倍元首相の家族葬への儀仗隊参列 陸自トップ「大臣レベルで判断」

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 安倍晋三元首相の「家族葬」に陸上自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊が参列したことについて、陸自トップの吉田圭秀・陸上幕僚長は6日の記者会見で、「大臣レベルで判断された。我々は指示をいただいたので、粛々と任務を遂行した」と述べた。当時の防衛相は安倍氏の実弟、岸信夫氏だった。

 防衛省によると、戦後の首相経験者では、国葬や政府と自民党などの合同葬が計11回あり、儀仗隊はいずれにも参列したが、家族葬への参列は初めてだった。

 同省はこれまでの取材に対し、遺族の意向を確認し、自衛隊法6条などに基づいて儀仗隊の参列を決めたと説明。遺族の誰の意向だったのかについては「回答を差し控える」としていた。自衛隊の最高指揮官だった安倍氏に対する防衛省・自衛隊による弔意表明の一環だったという。

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