上高地線の車両、「運命的な」引退撤回 仲間のピンチ救うため再び
引退が決まっていたアルピコ交通上高地線の車両が約1年ぶりに現役復帰した。きっかけは「仲間」のピンチを救うためだった。
復帰したのは「モハ10形リバイバルカラー列車」。昨年8月、大雨による川の増水で上高地線の橋が傾き、列車が走行できなくなったため、松本駅に取り残された。老朽化もあり、このまま引退することになったが……。
現役復帰は突如決まったという。7月、別の列車に雷が落ちて屋根に穴が開くなど大規模な修理が必要になった。そこで「代走」として使われることになった。
アルピコ交通の担当者は言う…