NPT決裂「核保有国は傲慢」 反核NGOや日本被団協が会見

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戸田和敬
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 核不拡散条約(NPT)再検討会議がロシアの反対で最終文書を採択できずに前回2015年に続いて決裂したことについて、日本原水爆被害者団体協議会日本被団協)や平和NGOでつくる核兵器廃絶日本NGO連絡会のメンバーらが29日、オンラインで記者会見を開き、「深い失望と強い憤りを禁じえない」とする声明を発表した。

 声明は、会議の最終文書案をめぐる論議で、核兵器を先制攻撃に使わない「核兵器の先制不使用」が削られたことなどに触れ、「きわめて傲慢(ごうまん)といわざるをえない」と核保有国を非難した。

 長崎で被爆し、再検討会議の…

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この記事を書いた人
戸田和敬
大阪社会部|司法担当
専門・関心分野
移民問題、事件・裁判