小田原市長、旧統一教会関連イベントへの出席4回 「関係絶ちたい」

村野英一
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 宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)から神奈川県小田原市への寄付について、守屋輝彦市長が謝意を市公式サイトに掲載した問題をめぐり、市長は25日、旧統一教会関連団体のバザーを含むイベントに少なくとも4回参加していたことを記者会見で明らかにした。今後は「政治家として旧統一教会との関係を絶ちたい」と述べた。

 市長は、旧統一教会関連団体の自転車イベント「ピースロード」に、県議だった2016年ごろと市長就任後の20年に参加したと説明。このほか、市長就任の前と後に少なくとも1回ずつ、関連団体によるバザーなどのチャリティーイベントに出席したと認めた。

 この関係を経た後の今年5月、市長は旧統一教会のバザーの収益10万円を市長室で受け取り、市サイトのコラムに「心から感謝申し上げます」と掲載。旧統一教会の霊感商法に取り組む弁護士から「市民の被害を助長することにつながりかねない」などと批判され、コラムは削除された。

 市長は会見で「統一教会の名称が(家庭連合に)変更されたことは最近の報道で知った。関連団体のイベントに出席したが、問題があるとは考えなかった。仮に被害の拡大につながっていたとしたら、たいへん申し訳ない」と話した。(村野英一)

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