維新代表選、政策論争より非難目立ち「禍根」懸念 党運営では違いも
小手川太朗 新谷千布美
日本維新の会代表選は27日の選出に向け、3人の候補者が街頭演説や討論会で党のあり方、安全保障やエネルギー政策などの論戦を重ねている。ただ、政策論争よりも党員票の獲得をめぐり非難しあう事態にもなり、「禍根」を心配する声が党内であがっている。
結党以来初の代表選は、党国会議員団政調会長の足立康史衆院議員(56)、党共同代表の馬場伸幸衆院議員(57)、当選1回の梅村みずほ参院議員(43)の3氏が立候補。推薦人は議員ら約600人の特別党員から30人以上が必要で、馬場氏が国会議員51人を含む306人、足立氏は39人、梅村氏は30人を集めた。
議員も一般党員も1人1票で重みが同じなのが特色で、候補者は約2万人の一般党員への訴えに力を入れる。自民党総裁選や立憲民主党代表選が国会議員票に重きを置くのとは異なる。
党員票をめぐっては、松井一…