保革、ヤマト対ウチナー、高い投票率 沖縄知事選なぜいつも大接戦?

有料記事沖縄・本土復帰50年

国吉美香
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 「保守vs革新」「ヤマト対ウチナー」――。

 対決構図を変えながら、日米両政府の思惑も絡まって激しい選挙戦が繰り広げられてきた沖縄県知事選が25日、告示されます。

 沖縄が戦後の米施政権下から1972年に日本に復帰して、14回目の知事選となります。

 この半世紀、かじ取り役を担ってきたのは現職の玉城デニー氏で8人目。台湾で教壇に立った、沖縄戦で鉄血勤皇隊、ルーツは中国・福建省、父は米兵……。歴代知事には、さまざまな経歴の持ち主が並びます。

 どんな戦いが繰り広げられてきたのか。知事たちはどんな課題に直面してきたのか。これまでの沖縄県知事選を振り返ります。

日本復帰、最初のリーダーは

 2018年の前回知事選までに立候補したのは延べ35人。うち女性は2人で、当選者は全て男性だ。

 巨大な米軍基地を前に、現状を容認し、中央政府と連携して経済振興を優先させる「保守勢力」と、米軍基地の縮小を優先して掲げる「革新勢力」の争いが長い間続いてきた。

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