恐竜くんが伝える「好きという気持ち」 6歳で魅せられた太古の世界
藤谷和広
夏休みも終盤。自由研究に悩んでいる子どももいるかもしれません。今は自分がどんなことに興味があるのか分からなくても、ふとした幸運な出会いが、人生を導いてくれることもあります。6歳の時に恐竜に一目ぼれした「恐竜くん」は、「世界はおもしろいものであふれている。好きという気持ちを大切にして、迷わず夢中になってほしい」と話します。
千葉県習志野市内で21日、恐竜の魅力を紹介する「恐竜くん」こと田中真士さんのワークショップがあり、約200人の家族連れが参加した。田中さんは「本気で伝える」ことをモットーに発信を続けてきた。
子どもたちが「恐竜くーん」と呼ぶと、トレードマークのテンガロンハットをかぶった田中さんが登場。テーマは「海の王者」と呼ばれたモササウルス類で、田中さんは特徴をクイズを交えて説明。参加者は、田中さんがデザインしたモササウルスのブロックを組み立てて、学びを深めた。
中学3年の橋本健さん(14)は、「自分でつくってみることで、どういう生き物だったのか実感できた。かつて地球にいたと考えると、ロマンがある」と話した。
国立科学博物館で一目ぼれ
田中さんは6歳の時、東京・…