観光列車「銀河」今秋も 「紀南の海きれい」と好評、海側の席増やす
直井政夫
【和歌山】JR西日本は、観光列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス) 銀河」を10月から紀南地方と京都を結ぶ路線で運行すると発表した。銀河は昨年、同じ路線を走り、延べ約3千人が利用し、乗車は抽選になる人気ぶりだった。
計画では、10月3日から来年3月8日まで京都―新宮間を36往復する。京都発(夜行)は午後9時すぎ、新宮発(昼行)は午前10時前に出発する。昨年と同じ6両編成で、定員は夜行が85人、昼行が101人。
昨年、乗客から「車窓から見える紀南の海がきれいだった」と好評だった。これを受けて海側の席を2倍以上に増やした。また、田辺市から「市内でも乗客をもてなしたい」と要望を受けて、停車駅に紀伊田辺駅を追加した。
列車の内外では、さまざまな地域色ある「もてなし」が用意されている。和歌山駅のホームではテイクアウトされた「和歌山ラーメン」を味わえる。車内のフリースペースでは、観光案内などがあり、地元の食材を生かした弁当が販売される。国内有数のマグロの水揚げ港がある那智勝浦町の市場で、マグロの競りを見学するツアー(有料)もある。
乗車の申し込み(先着順)は8月30日からJR西日本の「おでかけネット」の専用ページで…