近江鉄道の映画「ガチャコン!」、反響乗せて第2弾「青春編」へ出発

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松浦和夫
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 近江鉄道を応援する映画「ガチャコン!」の第2弾が、制作されることになった。沿線で活動する有志らでつくる実行委員会によると、「(第1弾の上映後)反響が大きく、第2弾をつくってほしいという声が多く寄せられた」という。第2弾は漫才師をめざす高校生を描き、公開は来年3月の予定。実行委は200万円を目標に制作費の寄付を募っている。

 近江鉄道は赤字が続き、県や沿線自治体が線路などの維持管理を担うことが決まっている。

 実行委は、125年にわたって地域の人たちの移動を支えてきた公共交通機関としての価値を共有してもらおうと昨年、第1弾の映画を制作。7月中旬までにYouTubeで5千回以上再生され、上映会の参加者も700人を超えた。

 親子編に続く第2弾は「ガチャコン!青春編」。近江鉄道で通学する男子高校生桐島が友人のスーと漫才のコンビを組み、市民文化祭での優勝をめざす青春コメディー。近江鉄道の各駅前で路上ライブを繰り広げて腕を磨く2人は、果たして優勝できるのか。

 監督、脚本、撮影などは第1弾同様、滋賀県東近江市出身の映画監督で俳優のムラヤマ・J・サーシさん(45)が手がける。近江鉄道の駅にスポットライトを当てるため、駅前で路上ライブをする脚本にしたといい、最大6駅で撮影する予定。

 沿線住民らのエキストラ参加…

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