大津線開業110周年で記念特別企画

菱山出
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 【滋賀】京阪電気鉄道の大津線が15日で開業110年となったのを記念し、大津線で来年3月末まで特別企画が行われている。記念ラッピング電車を運行したり、記念乗車券を販売したりしている。小学生限定の車掌体験もある。

 大津線は、大津市京都市を結ぶ京津(けいしん)線と、大津市内を走る石山坂本線で構成している。京津線は、京津電気軌道として三条大橋(京都市)―札の辻(大津市)間が1912(大正元)年8月15日に開業した。石山坂本線は、大津電車軌道として大津(現びわ湖浜大津)―膳所(現膳所本町)間が13(大正2)年3月1日に開業した。

 特別企画では、石山坂本線の1編成(2両)に、かつて大津線で活躍した車両の写真などをあしらった記念ラッピング電車を走らせている。この電車では、沿線にある大津商業高校の放送部員による、大津線の魅力をPRする車内放送を流している。石山坂本線と京津線の一部車両に記念ヘッドマークもつけている。

 びわ湖浜大津駅では、大津線のフリーチケットを1千セット発売。1セット1400円(税込み)で大人2枚のチケットと台紙が付いている。3月末までの希望日が1日乗り降り自由となる。無くなり次第販売終了となる。

 8月27、28日は、石山坂本線・錦織車庫(近江神宮前駅)で、小学生と保護者110組限定で、車庫内の車両で扉の開閉操作や放送装置を使った車掌体験ができる。各日とも午前10時、11時、午後1時、2時、3時の5回を予定。参加費は1組110円(税込み)。

 グループ企業・京阪カードの通販サイト「e―kenetマーケット」(https://www.e-kenetmarket.net/products/detail.php?product_id=29714別ウインドウで開きます)から申し込む。19日午後11時59分締め切り。先着順。

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